All archives    Admin

07月≪ 2020年08月 ≫09月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2013'02.27 (Wed)

頂き物「小話:飲み会の一コマ」

おはようございます!
今日はリンクさせていただいた「ふくろうの鐘 風羽様」より 頂き物です\(^O^)/。無事持って来られたので、早速飾らせていただきます!。風羽さん、素敵なお話ありがとうございます。

風羽さんちには タスクフォースの楽しい仲間達の小話がいっぱいです。
私のいい加減なHNから 実はお互い飲めないのに「いいお酒が飲めそう」発言から派生していただきました(^^)v。
堂上さんがお酒飲めない人だったら…。
飲めない人が飲むと 大変なことになります。因みに私は泣くんです(;_;)。悲しくないのに 涙がポロリ。病院に就職した新人歓迎会で 院長の隣で涙を流して、いらん迷惑かけました…。さて、堂上さんは?。

↓こちらから どうぞ

【More】

小話:飲み会の一コマ




 いつもと変わらず、少し大きめな座敷で開催された特殊部隊の飲み会の一角で、これまたいつものように郁は堂上からチクチクと説教を受けていた。

「お前は唯でさえ脳みそが軽いんだ。三回はじっくり考えてから行動しろ」
「三回も考えてたら犯人に逃げられちゃいますよ」
「それでも仲間を危険に晒すよりはマシだ。お前だけが犯人を追っているわけじゃない」
「・・・はい」
「分かったらいい」

 堂上はこれで説教は終わりだとウーロン茶を飲んで「トイレに行ってくる」と席を立った。

「はぁーーー・・・・」

 郁は正座でしびれた足を揉みながらため息をついた。
 あたしが悪かったのは分かるけど、せっかくの飲み会にまで説教を持ち込んでくるかあの鬼教官は!?
 郁は堂上が座っていた席を見た。

「あ、今日もお酒飲んでないんだ・・」

 そこには半分に減ったウーロン茶のグラスがあった。こんなとき堂上はいつもソフトドリンクを飲んでいる。堂上班男子組で部屋飲みをするときも、アルコールを飲んでいるのを見たことがないと手塚が言っていた。
 以前一度だけなぜ酒を一滴も飲まないのか聞いたことがある。アレルギー持ちなのかと最初は思った。人によっては体質的にお酒を飲めない場合もある。しかし堂上は視線を逸らしながら「俺が酔いつぶれたら誰がお前を連れて帰るんだ。部下の不始末は上官の責任だしな」とそっけなく言われた。それでも全く飲まないというのは怪しい。

 もしかして、お酒に弱いだけなんじゃない?

 醜態を部下に晒したくなくて飲まないなんて堂上らしいと思う。
 郁の悪戯心がムクムクと膨らんだ。もうすぐ堂上がトイレから帰ってくるはずだ。
 素早く周りを確認して、郁は自分の目の前にあるウーロンハイへと手をかけた。

・・・10分後・・・

「笠原ぁーーっ!お前って本当に可愛いよなー!」

 語尾にハートマークがつきそうな勢いで宣言され、よしよしと頭を撫でられる郁は堂上にヘッドロックを掛けられていた。
 ちょ、えぇぇぇぇ       !!何この人!!酒に弱いにもほどがあるでしょ!しかも人格変わってるし!!

「昼のことにしたってなー、お前が怪我しないかと俺は冷や冷やしたぞ。頼むから無茶しないでくれ。お前に何かあったら俺はどうすればいいんだ・・」

 郁の頭に顔をうずめる堂上から、じたばたと逃げ出そうと脱出を試みるが、酔っ払っていてもそこは特殊部隊、びくともしない。ニコニコと上機嫌に手元にある頭を撫で撫でしている。
 目の前ですでに上戸に陥っている小牧に「助けてください!」となりふり構わず救いを求めるが「自業自得なんでしょ?」とばっさり切り捨てられた。

「堂上が自分からお酒を飲むはずないし、他の隊員は堂上には絶対飲ませないしね」 

 それはどうして?と思う疑問はすぐに解消された。

 堂上の腕が緩み、首の戒めが解けたので「やった!」と身体を起こそうとする郁の前には堂上の顔があった。

 え?

 ちゅっ。

 手塚は瀕死のダメージをくらった。
 小牧は動かない。すでに屍のようだ。
 隊員達は携帯を装備した。呪文“録画”を唱える。

 郁は動けないでいた。え、なにこれ?教官の顔が近いんですけど?っていうかもしかしてキスしてる?!

 あまりの衝撃に郁が固まっていると、堂上は隙間から舌を入れてきた。
 口の中に侵入してくるヌルリとした感触に、郁の身体は働かない頭の変わりに脊髄が指令を出す。
 結果、堂上は郁の渾身の一撃をくらってダウンした。

 次の日、頬にシップを貼って出勤する堂上と、いつも以上に堂上とは距離を置く郁の姿が確認された。

end.

08:25  |  図書戦  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://746754.blog.fc2.com/tb.php/174-321010a2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |