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2013'04.20 (Sat)

「未遂」後編

あと1週間ですよ。映画の公開がっ。
雑誌巡りで頭がふわふわしています。映像の妄想が。残念ながらお話は浮かばない。もう観たいばっかりです。
27・28は長女の大会があるので、29日に観に行く予定。日中ど真ん中に塾の三者面談が入っていましたが、「仕事の都合が…」ってずらしてもらいました。専業主婦ですが、何か(・ω・)!。
で、今更ですが。必死で前売り券を買いました。その時、3日前になったら指定席の手続きして下さいね、とか何とか言われたような…。
新たなミッションが(T_T)。
スミマセン、多分またここでウザい事を書くことになりそうです。?パソコンとかで手続き出来るの?。またお姉さんに声掛けなきゃダメ?。
そういえばついでに。公式サイトでドキドキしながらクリックすると「ポップ何とかが Ex何とかによってブロックされました」って出る項目?があるの。主人は構わず先に進めばいいって言うんだけど、恐くて見られない。無理してパソコン壊れない?。見たらいい事ある?。―――――って ずっと訊いてみたかった。
まだその辺でうろうろ悩んでんのか、と呆られそうですね(/_\;)。
あ、予告編は見てます。コレにはその表示出ないし。
げ。更新するのに長々と書いちゃった。
改めて更新です。後編になります。我が家はドキドキハラハラは最低限です。コレでいいのか?ちょっと悩み始めそうになりましたが、ま いいか、と結論つけていつも通りです(・∀・)ノ。

↓こちらから どうぞ

【More】

「未遂」後編


郁は歩みを止めた。
かなは郁を見上げて首を傾げる。
「どうしたの?」
郁は心配させまいとにっこり笑って「何でもないよ。」とかなの頭を撫でた。
男が近付いてきた。
「ありがとう。ママが捜してたよ。心配してるから早く戻った方がいい。」
かなに飴を1つ渡すと さり気なく背中を押して追いやった。
「え!ママが?…いけない、怒られちゃうっ。」
慌ててかなは児童室に向かった。途中くるりと郁の背中を見て。

「ああ、笠原さんの方から来てくれた。」
男は郁に手を伸ばした。
「子供を遣うなんて卑怯だわ。」
その手を無視して郁は男を睨んだ。
コンビニの件以降、男は姿は見せなかったが手紙を送って来るようになっていた。気持ちを綴ってくるのは理解できる。応える気は更々ないが。しかし次第に郁の行動を逐一チェックした内容や隠し撮りした写真、挙げ句に堂上への批判。自分がどれだけ郁に相応しいかを書き連ねてあるその手紙は 虫酸が走るようだった。
堂上には報告し 警戒はしていた。しかし子供を巻き込むのは想定外だった。専門書が並ぶ書架。ここに来る利用者は少ない。
インカムの回線を開こうと動かした腕を男が取った。
「笠原さん、手紙は読んでくれましたか? 僕はあなたの事をいつも見ている。あんな男よりも僕の方がずっと――。」
元陸上部とあって力があった。郁を引き寄せ覆い被さった。

堂上は郁の足取りを追うつもりで 小牧と離れたという場所に来ていた。ぐるりと見回す。郁はあの男が危険であると認識していた。単独でついていくとは思えない。どこに行ったのか、図書館の内外も分からない。
「堂上のおにいちゃん。」
声に振り向くとそこには何か言いたそうな顔をしたかながいた。
今は郁の身が心配だ。かなの頭に手を置いて断りをいれる。
「ごめんな、今仕事中なんだ。また後で…。」
かなは堂上に手の平の飴を見せた。
「あのね、知らないお兄ちゃんにもらったの。郁ちゃんを呼びに行ってあげたから。でも知らない人から物をもらっちゃダメだって言われてるし、郁ちゃんもちょっと変な顔してたし…。」
堂上は目を見張った。かなの頭に載せた手を軽く弾ませる。
「かなちゃん、案内してくれないか?」

かなは郁の表情を不思議に思った。普段の郁はとても明るい。話す時はいつもニコニコしている。時々失敗しては堂上に叱られている場面にも出くわすが、かなと目が合うとぺろっと舌を出したりして楽しげだ。
しかし先ほどの郁は違った。かなに向けてくれたのは笑顔だったが、目が笑っていなかったのだ。郁と離れる時に見た背中には冷ややかな空気を纏っているようだった。
「郁ちゃんに迷惑かけちゃったかも。」
かなは子供なりに形容しがたい不安を抱えて、堂上を専門書が並ぶ書架に案内した。

自習室を抜けて人気の無い書架をいくつか覗く。
そして堂上とかなが目にしたのは 郁の見事な背負い投げだった。綺麗な放物線を描いて打ち付けられた男を俯せにして 取った右腕を後ろに捻りあげた。
「郁!」
「あ、教官。」
なおも暴れようとする男に拳骨を落とした。
後ろから、かなの母親と小牧・手塚組も追ってきた。
郁は手塚に男を引き渡すと堂上に敬礼した。
「施設内猥褻行為現行犯にて捕えました。」
パチパチとかなは興奮して手を叩いている。
「郁ちゃん 強い!凄い!」
カッコいい と目を輝かしているかなに、郁はVサインをしてみせた。

防衛部で調書を取っていると 席を外していた小牧が入ってきて堂上に耳打ちをした。
「彼、ストーカーを訴えられた前科があるね。」
常習癖か。今回こてんぱんに御灸を据えたから暫くその気は起こさないだろう。お仕置きは郁だけに任せる気は毛頭なかった。
目の前の男はボロボロだ。
「バディはこのままでいいよ。俺と手塚は警備に戻る。笠原さんの怒りを収めといで。」
小牧は堂上の肩をぽんと叩いて出ていった。

男を防衛員に任せて堂上と郁は警備に戻ることにした。
「よくやったな。見事な背負い投げだったぞ。」
廊下を歩きながら部下を褒める。そして進路を変えて非常口から外に出た。
「教官?」
「ちょっと息抜きだ。休憩入れろ。」
非常階段下のスペースの段差に座る。穏やかな風が郁の頬を擽るのが気持ち良かった。
「…かなちゃんに助けてもらいました。」
「自分でぶん投げただろうが。」
「いいえ、心配してくれたみたいだし、教官を呼んで来てくれたし。」
「ああ、頭の良い子だ。郁をよく見てる。おまえの事、憧れのお姉さんだとよ。」
堂上はにやりと郁を覗き込んだ。
「そんな…。でもどんな形にせよ関わらせちゃって。子供の親切心を利用するなんて最低です。」
あたしに何かあったら 傷付けるところだった。
「ま、結果オーライだ。かえって憧れ度が増したようだぞ。」
頭にぽんと手を弾ませて立ち上がった堂上は 郁に手を差し出した。郁はその手を取って立ち上がりながらクスクス笑う。
「教官、あんなにボコボコにすることなかったのに。」
ちょっと気の毒だったかも、という郁に
「念には念を だからな。」
と 堂上は鼻を鳴らした。
「――キス して下さい。」
突然の郁の言葉に 先に歩き始めていた堂上は振り返った。そして顔を覗き見る。
「……何か されたのか?」
殴り足りなかったかもしれない。堂上は眉間に皺を寄せた。郁は課業中にそういった事をねだることはない。勝手に堂上を煽ることはあっても。
「いえ。……ダメですか?」
郁の顔に翳りはない。隠し事があるわけではなさそうだ。それでも一連の出来事に不安もあっただろう。かなを利用された怒りも。普段見せない甘えであれば今は休憩中。
「ダメなわけあるか。」
とびきり強くて魅力的な彼女の額にキスを贈る。互いに微笑み合ってからどちらからともなく唇を寄せる。
堂上の労るような長いキスに 郁は堂上の首に腕を回して応えた。


=========


全部「未遂」です。男に名前さえない。
いろいろ期待した方、スミマセン(逃)ε=┏( ・_・)┛。
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 | 2013年04月20日(土) 18:48 |  | コメント編集

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