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2013'05.07 (Tue)

頂き物「観察日記」

GW明けまして 嬉しいんだか悲しいんだかの英香です。
家族が家にいると仕事が増えるけど だらだらできるし…うーん(-ω-)でしたね。
でも頑張った母ちゃんにご褒美!もある本日の更新は 頂き物です(^^)v。

『お日様と石鹸 のひやゆっこ様』より 相互リンクでリクエストしたお話です。
もう、狙い通り それ以上に楽しいお話を頂きました(^m^)。これ、私の堂上さんですので。ふふっ。

↓こちらから どうぞ


【More】

頂き物「観察日記」


自覚とは、己の気付かなかった自分を知ることで、それはたいてい良いことのようにとらえられるが、笠原郁の場合は必ずしもそうではなかったようだ。

「好きなんだ、って自覚しちゃうと・・・変に意識しちゃって。前みたいに軽口とか冗談とか、さらーっと言えたらいいんだけど。」
「何、贅沢な悩み言ってんの?好きな人いるだけましだから。しかも相手は3次元でいつも相談できる相手付き!そんなこと言うなら・・・このイチゴはもらったっ!!」
「ああー!最後まで取って置いたのにぃ!!」
イチゴのムースタルトからメインのイチゴが消え去り、郁は意気消沈だ。

茨城の県展後、柴崎に自分の気持ちを打ち明けて以来、郁は自室で柴崎にほぼ毎日、自身の恋愛相談するのが常になっている。
これまで恋愛をしたことがほとんどない郁にとって、自分的に今回の恋は人生初の重大事件として扱っているのだが、毎日恋する乙女の甘い嘆きを聞かされている柴崎にとっては面白さ6割・いい迷惑4割といったところなのだ。
今日もまたその甘さ全開の相談を聞かされているのだが・・・。

「そんな気負ってうまくいくわけないじゃない。少し落ち着いたら?」
「それができたら苦労しないもん。」
「じゃあ・・・とりあえずじっくり観察して慣れればいいんじゃない?」
「おお!そうだね!そしたら前みたいにスムーズに喋れるかも・・・。柴崎、ありがとうっ!」
聡い柴崎でも、自分が与えたアドバイスがのちに面倒となって自分に降りかかってくるとは、このとき微塵も思わなかった。

  *  *  *  *  *  *  *  *

《DAY.1》
今日は館内警備だったんだけど、途中で利用者さんからレファレンス頼まれてね。
一応応えられそうだったから私がやってたの。でね、途中からちょっと難しくなって・・・教官と交代したんだ。
すらすら~っと利用者さんのご希望の本を選ぶ姿がすっごくかっこよかったんだけど・・・。

「ではご案内いちゃ・・・致します。」
―――― 噛んだっ!珍しいっ!!

耳まで真っ赤になってて、それが可愛かったの~っ!!
一緒にいてこっちまで恥ずかしいっていうか照れるっていうか・・・。
はぁ・・・可愛かったなぁ、教官。
こういうの、ギャップ萌えっていうよね、柴崎?

《DAY.2》
事務所で休憩してた時に、ちょっとした雑談タイムになって。
最近「うまもん」って人気じゃない?あの馬咲市のゆるキャラ。馬の顔がとぼけた感じで可愛いよね?
私もこの前アンテナショップに行ったときにステッカー買ったんだけど、それをみんなに見せたらさ・・・

「なんだ、この変わった馬は?」
―――― 知らないっ!?CMにもテレビにも引っ張りだこなのに!?

小牧教官なんか、笑い転げちゃって大変だったんだよ!
「堂上、これ知らないって今の日本では中々考えられないよ!」って。
そこまで言うかぁって思ったけど、そんな風にからかわれた後の堂上教官がまた可愛くて・・・。
真っ赤になりながら小牧教官と事務所内で追いかけっこするんだもん!
このキャラ、特に若い女の子に人気だから・・・多分教官には彼女、いないよね、柴崎?

《DAY.3》
あのね・・・今日、心臓止まるかと思ったの。
午後に柔道の稽古があったんだけど、その時に私、受け身取り損ねて軽い脳震盪おこしちゃって。
あ、知ってた?そうだよね、書類もうそっちに回ってたか。
それでね、気付いたら医務室で寝てて。
意識が戻ったとき、目を開ける前に少し目を閉じたまま・・・つまりは狸寝入り状態でいたのよ。
誰か隣にいるような雰囲気してたから、耳済ませてみたんだけど・・・。

「郁・・・。目、覚ませ。郁。」
―――― な、名前呼んだっ!?
驚きすぎて、目を思いっきり開けちゃって。教官と目が合ったら・・・顔をふいってそらされたの。
でもね、やっぱりおかしいの。昨日みたいに耳、赤いし。
「だ、大丈夫か。もう頭痛くないか?」
「はい・・・。大丈夫です。」
「ならいい。でも今日はもうこれで帰れ。荷物用意したから。」
防衛部の女性隊員にお願いしてロッカーから荷物まで取って届けてくれて。
目は合わせてくれなかったけど、頭は優しくワシャワシャって撫でてくれて。

ああ、このままじゃ寝られない!空耳じゃ・・・ないよね、どう思う、柴崎?

  *  *  *  *  *  *  *  *

・・・以上がここ数日の私に対する『嫌がらせ』です。この原因、紛れもなく堂上教官にありますよね?
   ――― わかった。お前の言いたいことは十分に分かった。・・・望みは何だ?
最近気になっている地酒があるんです。『霧筑波』っていうんですが、これ、どうも茨城でしか販売されてないんですよねぇ。
   ――― ・・・それってどういう意味だ?
そのままの意味です。そのお酒が欲しいなぁって。
   ――― わかった。何とかする。その代り・・・。
大丈夫です。このことは他言無用で、ですよね。
しかし、私が堂上教官からその地酒をいただいたところで『嫌がらせ』は収まらないですよね?
   ――― ・・・ったく。そっちも何とかするから。・・・しばらく我慢してくれ。
はぁい♪でも私の『しばらく』はもうそんなに余裕ないですから、早めの決着お願いします。


「はぁぁ・・・。くそっ!」
残業続きの堂上は、今日も特殊部隊の事務所で一人残業中だ。
事務所に誰もいないことをいいことに、堂上は悪態をつく。
「どうしてこんなことになってんだ・・・あのバカっ!」
堂上のPC上にはメールが1件。送信元は『業務部 柴崎麻子』だ。
柴崎からのメール本文には「背後&ボリューム注意」とだけ記載され、怪しげなファイルが添付されていた。
彼女からの進言に逆らうと碌な事が無いと重々知っている堂上は、確かに背後もボリュームも注意してそのファイルを開いた。
それには、毎日聞いている部下の声が入っていて。しかも普通の会話ではなく、確実に『恋バナ』で。
すべてのデータを聞き終わると、堂上はすぐに柴崎へ電話を入れた。

「さて。どうしたものか・・・。」
椅子にもたれて考えるのは2つ。
今回の代償をどう手に入れるか、そしてこの代償を支払うきっかけになったアホな部下をどう攻略するか。
「・・・一度に両方手に入れるってのも、ありかもしれんな。」
つい口元がほころんでしまうのは、重症さの証だ。
それに自分で蒔いた種だ、刈るのはほかでもない自分だ。

一度大きく伸びをすると、堂上は先ほどより明るい表情で残務の山を崩しにかかった。


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リクエスト内容は・・・
「教官の普段しないドジを 郁ちゃん真面目に観察している数日。双方自覚後の上官・部下 で。どんな教官でも萌えてしまう郁ちゃんは可愛いです。」
でした(^m^)。

もう ダイ〇ハウチュな堂上さんが 私の中で爆走しています。ああ、何しても萌えちゃうわよ 脳内岡田篤教官。(ふふっ さっき2回目観て来ちゃった)
そして こんな可愛らしい乙女な郁ちゃん攻撃は甘んじて受けるしかないですよね!。
ひやゆっこさん、楽しいお話ありがとうございました。これからもよろしくお願いします(≧ω≦)。
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