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2012'09.15 (Sat)

「就職説明会」

郁ちゃん入隊前です。


↓こちらから どうぞ。

【More】

「就職説明会」


「うーむ…」
玄田は特殊部隊事務室に唸りながら入って来た。休憩に入っていた小牧が声をかける。
「お疲れ様でした。今日は大学生の就職説明会だったんですよね。反応はどうでしたか?。」
どっかりと応接室のソファーに座った玄田の前にコーヒーを出す。事務室と応接室の戸は開けっ放しだ。そこへ堂上が書類を持って入って来た。
「企業の説明が多い中に隊長が顔出したんじゃ学生も引いたでしょうが。」担当者に行かせればいいものを…と言いながらそのせいで回ってきた書類を渡す。
「隊に女性の視座が必要だといわれてもう何年にもなるが、なかなか適正のある人物にあたらんものだな。学内にある格闘技関係の部に顔出ししてみたんだが…軍事訓練なんかしたくないときたもんだ。」
「図書館防衛員の危険度は警察以上ですからね。女性の身で好き好んで志望するなんてのは、今どきの大学生にはない発想ですかね。」カップを両手で包み込み小牧は言う。
「いやぁ、岩のような女っているんだな。良化隊も尻尾まいて逃げ出すような迫力があったんだがー」
「スカウトですか?。」
「やっぱりかわいい娘の方がいいからなっ。」
「…セクハラですよ。」
ま、いくら体力があろうが信念無くして図書隊員はつとまらんからな。度胸があって図書を愛する―
玄田の口上に堂上の脳裏に浮かんだのは茨城で出会った少女。凛としたその背中に胸が震えた。ただの女子高生が良化隊に向かっていったあの勇気は輝いていた。彼女は今笑っているだろうか。
小牧は堂上の横顔をチラリと見た。眉間のしわはトレードマークだが、厳しい視線の奥に優しげな光を蓄えている。時折見せるその表情に本人は気付いているのだろうか。堂上は変わった。篤い心は変わらずに、冷静沈着を武器にするようになった。バカやってた頃も好きだったけどね。
来年度は堂上と小牧は錬成教官として指導に当たることになっている。
この先特殊部隊を舞台に再会劇があることはまだ知らない。




郁ちゃん出てませんが、まずはここからです。
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 | 2013年08月29日(木) 19:46 |  | コメント編集

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