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2013'07.02 (Tue)

「計算外」2(リク16)

昨日 運転中に動悸が…。最近コレが治まるのに時間がかかるようになった気がしなくもない。ものの数十秒(もないかも)、金魚の様に喘ぎ?ます。
年かな…。そろそろ対策必要?。
更新です。続きです。上官・部下で危機辺り。県展前です。説明ばかりの回になりました。突っ込みたくなる部分は まあスルーしておいて下さいね(;^_^A。

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【More】

「計算外」2(リク16)


タイヤを軋ませて発車した車に堂上は必死で追い縋ったが、到底無理だ。
「くそっ。」
車は猛スピードで門に構えたバリケードさえ突破し、そのまま左折していく。郁を乗せたまま。
堂上は強く拳を握ると庁舎に向かって走りだした。後ろから小牧も合流する。無駄口はなしだ。一刻も早く郁を救出せねば。

車の中で 郁は身を低くしていた。いつでも反撃出来るよう。
「ちっ、面が割れた。」
今まで利用者に紛れて女性に接触してから館外に連れ出していた。図書館には警察ではなく図書隊員がいるが、抗争でもない限り基本 置き引き・スリや本の盗難等、軽犯罪の監視が主だ。まさか待ち合わせで咎められる事はない。言葉巧みに連れ出せば 誰にも怪しまれないのだ。後は客に引き渡せばいい。中間マージンはかなりなもの。女性に払われるのは微々たる金だった。
「その女どうする?。連れてきちゃったけど。」
運転しているのはカメラ男だ。
「仕方ない。さっさと引き渡してずらかるぞ。」
バンダナの男が車に常備してあるガムテープで郁の手首を拘束すると ナイフを当てがい、自由を奪う。
「図書隊員はまずくないか。」
「図書隊員といえどもただの女だ。金さえ入れば俺達には問題ない。」
車は住宅街に入り人気のないマンションへ。駐車場から裏に回り非常階段で3階まで上がった角の部屋に入った。その間郁の背中にはナイフが当てられていた。バンダナの男の力は強い。いつもなら隙を見て対処できるはずが、所作からして有段者と分かる。
郁に奢りがなかったとは言えなかった。囮を含め、館内の検挙率は高い。細身の女だからと相手が油断するのもあるだろうが、普段堂上達と組んで訓練しているので、大抵の男ならば怯む事無く叩きのめす自信が郁にはあった。
しかしこのバンダナの男には自分の力は通用しない。ただの非力な女でしかないのだ。悔しくて仕方がない。
でも。
1人じゃない。みんなが必ずフォローに来る。信じていればいい。堂上を。
それまで自分に出来ることをするだけだ。
郁は心を強く持った。


特殊部隊の対策室。
郁の持つ携帯GPSからの発信を追っていた。
「行きます。随時指示を!」
堂上と小牧が対策室を出るところで警察がやってきた。
「市民からの通報があった。この件は警察で預かる。」
いつものように難しい顔をして平賀が入って来た。
「バカな。こちらも女子隊員が拉致られているんだ。警察も図書隊もないだろが。」
玄田が一喝する。
「お前が勝手に持っていった案件だろう。とにかく警察の管轄だ。こちらの指示に従うことだ。」
平賀は連れてきた若い刑事に顎で杓ると、受信機前に陣取る。
玄田は平賀の胸ぐらを掴んで引き寄せた。
「そもそも警察の情報はアテにならん。接触してきた男は1人ではなかった。」
「そんなものは不安定材料だ。あらゆる可能性を想定するのがプロだろう。あんたの言葉とは思えん。」
確かに平賀の言う通りだ。こんな失態はあり得ない事だ。
「今はそんな事を論じている暇はない!」
堂上は近くの椅子を蹴り倒して大きな音をたて戸に向かう。
「堂上!」
小牧も無線機を胸に刺して堂上に続く。
「まて!妨害する気か!?」
平賀の声に堂上は鋭く睨む。その迫力に若い刑事は息を飲んだ。
「面倒だ。――堂上!」
玄田が吠える。
「堂上班は現在を持って有給休暇とする。」
はあ?と平賀が口を開ける。
「後は勝手に男が動くだけだ。図書隊は関知しない。いいな。」
「…了解。堂上班有給消化に入ります。手塚、ここに勝手に残り、勝手に耳に入ってきた情報を勝手に流せ。」
堂上の言葉に手塚は無言で頷いた。
「堂上、俺の私用車使え。」
進藤がキーを投げて寄越す。
堂上と小牧は駆け出した。

囮捜査は郁にかなりの負担がかかる。いかに訓練を積んでいるといっても相手は男だ。常にフォローできる位置に着いているはずだった。
自分のミスだ。
どんな理由があったとしても、今現在、郁を危険にさらしているのは明らかに自分の責任だ。
「無事でいろ。」
堂上は祈るように神経を集中させた。


「引き渡しの時間は。」
郁をソファーに放り投げて バンダナの男は部屋のカーテンを閉めに窓へ移動する。
「1時間後だな。」
カメラ男が腕時計を見て言った。
部屋の調度品は殆どない。ガランとした空間にソファーと小さな冷蔵庫。生活の痕跡はないから 単に場所を借りているだけのようだ。
「時間を早める様に連絡しろ。ここもさっさと引き払うぞ。」
バンダナの男は指示を出して 郁のいるソファーにどかりと座る。郁は隅に寄った。カメラ男は携帯を持って外に出た。

「泣かないのか。」
「………。」
「大体察しがつくだろう?。自分がこれからどうなるのか。」
男はニヤニヤ笑う。
「今日の客は常連様だ。失礼のないように楽しませてやるんだな。羽振りのいい客だから案外いい思いをするかもな。」
ずいっと郁の顔を覗き込む。
「泣けよ。ここは普通泣くもんだろ?女は。」
泣くものか。郁は睨み付けた。こんな男の征服欲を満たす気はさらさらない。郁は男の脛を蹴りあげた。
「威勢の良い女は嫌いじゃない。」
男の手が伸びてきた。
08:19  |  図書戦  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

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 | 2013年07月02日(火) 22:51 |  | コメント編集

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 | 2013年07月02日(火) 23:14 |  | コメント編集


き、気になる…(´・_・`)

…気になり過ぎて、寝れません(´・Д・)」
責任とって下さい!!!!!!!!!!!!!!(笑)
…責任として、これからも読ませていただきます(笑)(・ω・)ノ
(=゚ω゚)ノ | 2013年07月03日(水) 20:47 | URL | コメント編集

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