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2013'07.08 (Mon)

「特殊部隊の結束」(リク17)

梅雨明けの朝。
すっかり夏休みの景色に 子供達起こすの忘れそうになった英香です。昨日バーベキューもしたし、すっかりお休みモードでした。
珍しく、ホントに珍しく 自分で早く起きた長男。母ちゃんより早かった。
「えらい早いじゃん。」
「追試だからもう出なきゃ。」
「!!うっそΣ( ̄□ ̄;)」
例の如く そんな素振りはなかったぞ。
即行で弁当作って はいさいなら。保冷剤入れたけど御飯冷ます時間なかった。無事だろうか(*_*)。

更新です。リク内容は最後に。上官・部下で革命初期です。

↓こちらから どうぞ

【More】

「特殊部隊の結束」(リク17)


土井二正が事務室に入ってきた。
「堂上。防衛部からの資料、ここに置くぞ。」
「はい、わかりました。」
チラリ。
「…笠原、飴いるか?」
「わー、ありがとうございます。」
土井は飴を2つ郁の机に置いた。

斎藤一正が席を立つ。
「おい、堂上。これは三枚目に挟んでおけばいいんだな。」
「はい。捺印しておいて下さいよ。」
チラリ。
「えーと、笠原?」
「はい。」
「いや、何でもない。」
斎藤はガリガリと頭を掻いて席に戻った。

進藤一正がうろうろと歩き回る。
「堂上。」
「……何ですか。」
「あ、いや、警備の深夜番はお前んとこだよな。」
「はい。…先ほど連絡しましたが。」
チラリ。
「笠原――。」
「はい?」
「んー、何か…報告、ないか?」
「特にないですよ?」
進藤はふむふむと腕を組む。

「警備計画の調整をしました。確認お願いします。」
堂上は資料を提出する為に 緒形の机の前に立った。
「ご苦労様。」
受け取りながらチラリと郁の方を見る。
「……何か?」
堂上の眉間に皺が寄る。
「いやいや…。」
緒形は資料に目を通した。

事務室内にいる隊員達は 時折 堂上と郁に視線をやる。
2人がプライベートで出掛けて 手を繋いで帰ってきたのはつい先日。柴崎の計らいで偽装デートというナイスな後押しもあった。
いや、そもそも既に話がついていたら偽装でも何でもなく――成立しちゃってたりなんかしてなくないか?
郁の入隊以来、特殊部隊最大の関心事といっても過言ではない。
この2人がくっつくのかくっつかないのか、いつくっつくのか。
初めこそ2人がいがみ合っているように見えたが、事情を知っているだけに 堂上が意識しているのは察しがついた。もっとも 懸命に気持ちに蓋をしている事も。郁といえば あんなに「王子様」と憧れている三正の顔を覚えていないにかかわらず、そうとも知らずに懐くとは。

何たる滑稽な話。

堂上の箝口令なんぞ 面白好きの隊員達にはからかう材料にしかならないのに。しかも堂上の必死さが更にオモチャ率を上げる。
堂上が執行した見計らいは堂上を成長させた。査問にかけられる問題になりはしたが、図書隊員として揺るぎない信念を持ち 冷静な判断力を培い、玄田隊長の懐刀と言われる程になった。若いが頼りになる男だ。
郁の単純思考で真っ直ぐな性格は いっそ清々しい。私情も入った厳しいしごきにも耐えて堂上の背中を追う郁は、特殊部隊唯一の女性隊員として無くてはならない存在だ。
今やお互いが大切な存在になっているのはバレバレだ。上官・部下としてだけでなく、男と女として。
そんな2人を部隊一丸となって見守っている。

賭けの対象にもってこいだ。

なかなか進展しない恋にどれ程ヤキモキしていることか。イベント毎に繰り返される堂郁会議は 仕切りなおされる事数知れず。
要所要所で小牧に探りを入れても 静かにニッコリ首を横に振られるのがオチ。

何度 堂上に後ろから蹴を入れたくなっただろうか。

しかし 県展以降の2人の雰囲気に、今迄になく部隊は盛り上がっている。
イクか堂上。今度こそ決めるか?。
一番人気は、何げに情報が回っていた15日の堂上班公休日だった。そりゃデート以外の何物でもないじゃないか。

のに!
とんでもない横槍が入って一時中断だ。
漸く纏まるか――という矢先に事件の勃発。微妙なタイミングに特殊部隊の面々は探りを入れた。
進藤は小牧を見た。
――肩を竦めて首を振る。

まだか。

「笠原、ちょっといいか。」
緒形の前から郁の元に移動する堂上に、皆の何気ない振りをした視線が追っていく。
「女子寮だが――。」
「あ、はい――。」
打ち合わせをする2人の距離は。
(いつもより近いんじゃね?)
(堂上の奴、今まで椅子の背に手をかけるってあったか?)
(笠原 身を寄せてないか?)
堂上は当麻の身柄を女子寮に移すべく、女子寮の見取り図を見ながら綿密な打ち合わせに入っていた。当麻の部屋を変えるにあたって 少々事情があって大きな声で出来ない。『未来企画』の対策も兼ねるからだ。
「じゃ 教官、待ってますね。」
「ん、消灯後な。」
(((!!!)))
漏れ聞こえてきた会話に 特殊部隊は 「静かに」沸いた。
夜のデートの打ち合わせだ!。
やるな堂上、意外に手が早い!。
コレはカップル成立間違いなしだ!。
ガッツポーズをする隊員は斎藤の周りに集合した。15日に賭けていたグループである。
「人数が多いから配当金は低いかな。」
しかしニマニマと斎藤は人数を確認する。
ソコへつかつかと近寄って来たのは緒形だ。
「残念だが アレは警備の打ち合わせだ。成立未満とする。」
「「「えー!。」」」
最後の反論の声は人数もあって些か大きかった。
びっくりした郁が顔を上げると 史近距離に堂上の顔。
「ひゃっ。」
顔を赤くする郁にペシリと軽く叩く堂上の顔もうっすら赤い。
ペロリと舌を出した郁の頭に弾ませる手は 最後に名残惜しそうにくしゃっと撫でて、自席に戻る。

あれでかよ!

小牧に再度確認の視線を送るが、変わらず首を振るばかり。
生真面目過ぎる男堂上、事件決着までに 動くか動かないか。
「はい、仕事しましょうね~。」
パンっと手を叩いて小牧が締める。

現在特殊部隊が抱えているのは 図書館の自由法を適用せざるを得ない、想定外の事件の対処・解決だ。
堂上と郁(と手塚)が きょとんとする間に事務室の空気がピリッと変わった。各班一斉に動き出す。
「総員 全力で尽くせ。」
「「「了解!」」」
緒形の号令に皆が応えた。
隊員の結束は固い。


===========


リクエストは ももいちごさんより。
「危機~革命辺りで、特殊部隊絡みが読みたいです。」
アバウトですが、悪ノリが好き とのことでしたので、恒例?の賭けネタです。
この人達、こんな事を繰り返してるんですかね(;^_^A。
緊張感のある職場ですし、いい息抜きに堂郁を弄ってればいいと思います。
ももいちごさん、返事待たずに更新しちゃった(-人-)。←せっかち。
リクエスト ありがとうございました\(^O^)/。
10:44  |  図書戦  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

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 | 2013年07月09日(火) 06:38 |  | コメント編集

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 | 2013年07月10日(水) 01:17 |  | コメント編集

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