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2013'07.10 (Wed)

「虫除け 静佳ver.」前編(リク18)

今日は長女の授業参観です。暑そう。
これから恒例のママランチです。幼稚園からのメンバーですが、お仕事始めた母ちゃんも増えて寂しい人数に。みんな頑張ってます。ダメじゃん、私?。

更新です。リク内容は最後なので次回に。あ、別のと混ざった気がする←なぜ今気付く!。
オリキャラ出すと長くなる罠が。本題入る前に前編となりました(;^_^A。多分前後編です。
恋人期、ムツゴロウ後です。

↓こちらから どうぞ


【More】

「虫除け 静佳ver.」前編(リク18)


堂上の実家は住宅街の中のごくありふれた一戸建て。
堂上静佳は母親から夕食頃に堂上とその恋人・郁が来ると情報を得て、実家に寄る事にした。
「あれ?」
家の前で1人の女性が立っていた。チャイムを押そうか迷っている素振り。近寄って声をかけてみる。訪問販売ならお断りだ。
「何か御用ですか?」
静佳の声に驚いて振り向いた女性。ウェーブのかかったロングの髪に 淡いブルーのタイトなワンピース。
左の泣きぼくろに見覚えがあった。
「えっと…長谷川さん?」
彼女は確か堂上の高校の同級生。静佳も何度か会った事がある。堂上の友人の彼女の親友とかで、時々一緒にいたのを覚えている。
当時 堂上に想いを寄せていたのは見ていれば分かった。控え目な性格で、よくお菓子とか作って持って来ていた。明らかに個別に渡されていたのに、皆でバリバリ食べてたよな―あの朴念仁は。確か堂上には気持ちを伝えないまま卒業したはず。
「あ、静佳さん。…えーと。」
「兄貴なら――。」
「い、いいの。図書隊にいるのは知ってるし。これ、届けに来ただけだから。」
バッグから取り出したのは一枚のハガキ。静佳は受け取って目を通した。
「同窓会?」
「ええ。お仕事でなかなか来られないだろうけど どうかなと思って。前回も来てないし。今度は簡単な飲み会だから。幹事の子とこの前会って――近いし私が届けるって 預かって来たの…。」
近いって 駅2つ先じゃん、という言葉は飲み込んだ。
「ところで堂上君……結婚は――。」
長谷川は上目遣いで静佳に探る。
「まだだけど。」
「そ、そう。」
明らかにホッとした顔。
「兄貴、これから丁度顔出すみたいなんだ。でもさあ――。」
彼女連れてだよ、と言う前に長谷川は慌て出す。
「いいのいいの。ソレ渡しておいてくれれば。お願いね。じゃあ!」
長谷川は踵をかえすと走って行ってしまった。
「あー 期待したままにしちゃったよね あれ。面白いけど、一途な女は面倒だわ…。」
静佳は遠ざかる背中を見送って玄関に入った。


「へぇー、高校の同窓会ですか。」
夕食の片付けを手伝った郁が コーヒーを淹れて居間に入って来た。堂上の手には先ほど受け取った同窓会の案内状だ。
「あ、丁度次の公休の前夜なんだ。課業後に出れば間に合いますよね。」
郁が覗き見る。
「んー。」
貴重な公休日。今回は残業があって『当日待ち合わせて買い物して実家に寄る』パターンになった。しかも邪魔な静佳付きで。次回は郁と2人でゆっくりしたいと思っていたところだ。
「随分行ってないんですよね。たまには会っておかないと忘れられちゃいますよ?」
郁はコーヒーを配り終えると堂上の横に腰を下ろした。
忘れられない人もいるみたいだけどね、と内心思いながら静佳はコーヒーに口をつける。
「あ、じゃあさ!」
いきなり静佳が声を上げた。
「兄貴が同窓会出てる間、あたしと郁ちゃんで飲んでようよ!。この時間でこの場所ならあたしも仕事帰りに寄れるからさ。そうよ、そうしましょ!」
「ソレいいですね~。」
女2人がキャッキャと盛り上がる。
「なっ 勝手に決めるなよ!」
堂上が眉間に皺を寄せて迷惑そうに静佳を見る。
「そんな顔しないのっ。いつも独り占めしてるんだから、いいじゃんタマには。女同士で積もる話もあるしさ。ね~。」
静佳は笑顔で子首を傾げて可愛い子ぶる。
今日もくっついてるんだから「タマ」じゃないだろが、と堂上は毒づく。
「わー楽しみです。教官、いいでしょ?」
わくわくと楽しげな郁の顔に、堂上はため息をついてから苦笑する。
「そうだな、顔だけ出して来るか。そのかわり――。」
静佳に念を押す。
「絶対コイツに酒を飲ますなよ。」
ぎろりと睨む。多分他人ならば震え上がるほどに。
「分かってるって。」
無論彼女に効果はないが。

実家を出ると 駅前のポストに出席に印をつけたハガキを投函する。
「こういうのは 今でもメールじゃなくてハガキなんですね。」
「だな。…ああ、アドレス教えてない。」
すっかり図書隊中心の生活だと気付く。まあ、今は郁中心だな。
堂上は郁の手を取って寮までの短いデートを楽しむことにした。
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 | 2013年07月10日(水) 17:00 |  | コメント編集

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