All archives    Admin

07月≪ 2020年08月 ≫09月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2013'07.15 (Mon)

「愛の讃歌」(リク19)

1日空いた英香です。
大会を控えた長女。昨晩自転車で転んできました。砂利にタイヤがとられたらしいです。
左手首 軽い捻挫です。
えー! です。長女も泣く泣く(T_T)。
そして今日は郡市大会。
昨夜は冷やして 今朝テーピングして…。
団体はほぼ自動的に県大会は決定なのでいいとして 何とかしのぎました。
個人は 見た感じ影響なさげでしたが、僅差で届きませんでした。残念。
でも図書戦の音楽でリボンの演技をしてくれましたよ。まだ曲を変えて浅いのでもしかしたら前の曲なら上位だったかも ですが、関係なく良い出来でした。会場に流れた曲に母ちゃん感激。次回新人戦で頑張れ(^-^)。

更新です。
そんなこんなで遅れました。只今ちびとザリガニ釣りに来ています。
恋人期でムツゴロウ後。リク内容は最後です。

↓こちらから どうぞ


【More】

「愛の讃歌」(リク19)


お風呂を終えると丁度堂上とかち合った。
「ちょっと出るか。」
火照った体を冷ますのに夜風も気持ちがいい季節。
いつものコースをいつもよりゆっくり歩く。残業続きだった堂上も漸く一段落してきた。こうして2人きりになる時間も久しぶり。
他愛ない会話が途切れて建物の影に入ると、郁を引き寄せた堂上が前触れなく唇を重ねてきた。早急に深くなるキスは堂上の欲の塊。
最近触れ合う機会に恵まれず、僅かな逢瀬に止まっていたのだ。
「次は外泊入れられるか?」
耳元で囁かれるが、すっかり翻弄されて膝に力の入らなくなった郁は、堂上に縋りつきながら首を縦に振る術しかなかった。

2人で外泊を入れる公休に 緊張しながらも抵抗がなくなってきた郁。
しかし同室である柴崎にはすべてバレバレな状況下。堂上に見せる為の下着まで選んで貰ってるんだから、まあ 今更ではあるが。

「あんた達 今度の公休はどうするの?」
共用のテーブルにはポテトチップスが広げてある。柴崎はソレを摘みながら雑誌をめくる。
「ん、外泊、かな。この前は教官休日出勤になって潰れちゃったし。」
冷たい飲み物を持って、生乾きの髪をタオルで拭きながらテーブルにつく郁ににこやかに柴崎は言った。
「グリーンのレースのあのブラなんか可愛いわよ。」
「なっ…」
もう『初めて』から随分経つのに相変わらずの反応。郁は頬を赤らめて口を尖らせると クスクス笑う柴崎を無視してテレビをつけた。
目に飛び込んできたのは昔のアイドル。
「あ、今日は懐かしの歌特集だっけ。」
古いけど新しい。乗りのよいポップスは耳に馴染んでいる。
「このグループのCDとか 集めてたよなぁ。」
「人気あったわね。」
番組は徐々に年代を遡る。
「この辺は親世代よね。」
画面に映る歌手は今では殆ど見かけない。
「でもいい唄はいろんな歌手がカバーしてるから 案外知ってたりするわよ。」
雑誌に目を通しながらも柴崎はリズムをとる。
「あ、これ…。」
郁の子供の頃に聴いたことのある唄。
「へぇー、アレはカバーだったんだ。」
画面に映る歌手は母親 又は祖母世代の有名歌手。
「同じ唄でも 声や唄い方で違って聴こえるわね。」
柴崎も手を止めて画面に見入る。
ライトに照らされて輝いているのは、形こそシンプルだが裾がシャープに広がるシルバーのドレスを纏った有名シャンソン歌手。情熱的に歌い上げるのは、燃えるような心溶かせる恋を唄う『愛の讃歌』。
「ああ、最近CMでも流れてるよね。」
何となく聞き覚えはあるが改めて歌詞を意識した事はない。テロップに流れる文字を見ながら郁は一緒に口ずさむ。
《かたく抱きあい 燃える指に髪をからませながら いとしみながら くちづけを交わすの――》
「……///」
まるで ついさっきの堂上との事を彷彿させる歌詞。堂上のキスは 激しくなるほどに郁の後頭部をホールドし、角度をかえれば 項から掬う様に髪の中に指を差し込んでくる。
節くれだった指が優しく、時に髪を掴むように、そしてそのまま不埒な動きに―――。
ボッと赤く茹であがる。
「…あのさあ、あからさまに思い出さないでくれる?。見てるこっちが恥ずかしいんだけど。」
わざと大きな音でポテトをかじる柴崎は、頬杖をついて生暖かい目で郁を見やる。
「べべべべつに思い出してなんか。」
慌てて顔をタオルで覆う。
「いいんじゃない?。愛し愛されることの喜びに溢れて幸せの絶頂って唄なんでしょうよ。はいはい、良かったわね。」
柴崎は プシュッとプルタブを開けた。


「―――だってよ。」
堂上と部屋飲みしていた小牧は携帯の画面を堂上に向ける。
「…柴崎のヤツ 酔ってやがるな。」
画面にはタオルの下で真っ赤になっている郁。
「『愛の讃歌』で惚気られてるそうだよ。可愛いもんだね。」
笠原さんにはストレートな愛の言葉かな~とクスリと笑う。
「次の外泊が見物だよね。フランス語で囁いてみたら?」
「できるか!」
郁の抱く一途で健気な心が解放されたら どんなに情熱的か。
惚れたら最後地の果てまでも。覚悟ができているのはこちらも同じ。もっとも郁がソコまで深読みするかは疑問だな―と。
いつの間にか自分も入り込んでしまった思考に慌てだす。
そんな堂上を酒の肴に 小牧は柴崎に返信するのであった。


==========


リクエストは 抹茶ナッツさんより
「『なにかの拍子に懐メロ「愛の讃歌」を聴いた堂郁が、歌詞からお互いを連想して、それぞれを深く想い合う』みたいなお話をお願いします!」
でした。
唄って いろいろ調べると面白いですね。この曲がフランスの曲で 原詩は更に情熱的かつストレートな愛の叫び?っていうか、こんなにカバーされてるんだと初めて知りました。
郁ちゃんも大人だものね。堂上さんにいろいろ教わればいいよ。2人が唯一無二の存在であるのが大切ですよね。
抹茶ナッツさん、リクエストありがとうございました\(^O^)/。
14:04  |  図書戦  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 | 2013年07月15日(月) 22:24 |  | コメント編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 | 2013年07月15日(月) 23:23 |  | コメント編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 | 2013年12月24日(火) 20:46 |  | コメント編集

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://746754.blog.fc2.com/tb.php/316-a101a5f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |