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2014'12.05 (Fri)

「アジテーション」3

こんばんは。
スッゴいご無沙汰しています。
ちょっと凹んでる間に ドドーンと大ニュースですね!\(^O^)/
実写映画 続編決定です!
岡田教官に再び会える!
先月あたりから佐藤監督が何か発表するとあって 期待して期待して期待して期待して
発表前日にフライングでお祭り騒ぎして
昨日はもう、ずーっとスマホでサーフィンでした。
良かったよぉ。ヤタ───ヽ(〃∀〃)ノ───♪。後はLaLa発売を待って 弓版の連載再開号を確認するだけ←(もう決定事項ww)

さて、どうやら夏あたりからモヤモヤしていた体調と気持ちの犯人?
妖怪のせいみたいで。
Twitterでもそろそろね~なんて会話していて 何となく気にはなっていたんですが、昨日父ちゃんに指摘されまして・・・
珍しく気を使って貰いましたよ。手土産に「岡田君ドーンのスポーツ新聞」ですからね(^-^;A
『疲れた』『忙しい』は言わないように心掛けていたし、イライラしてる自覚もなければ 逆に露出の増えたVさんにホクホクしてたくらいなのに。母ちゃん本人より よく把握していらっしゃる(๑°ㅁ°๑)󾬆。
確かにこの眠れなさは異常だわ。んで 思い当たる節が有り過ぎるww。ま、認めたくなかったんですよね。
ここに来ると 弱音を吐きたくなって足が遠のいていました。日記の場ですし、今までも愚痴はポロポロ落としてましたけどね。今回はちょっと躊躇していました。
でも続編情報に舞い上がって浮かれる元気のある今ならまだまだ打つ手はあると、教えて頂いた コウネンキニャン撃退作戦をば実行しようかと。大体まだ微妙に若い?ですし←
このところハンドル握ってるか婆さんの相手しているかの生活の隙間に適度に遊ばせて貰ってるTwitterで情報を得ています。ありがとうございます。

そうか、だから郁ちゃんぐるぐるな連載始めちゃったのね、な続きを更新です。いやーなオリキャラを出してみたくて だったので進まない進まない(笑)。明るいニュースに似つかわしくない話ですが、あと2・3回お付き合い下さい。

↓こちらからどうぞ。


【More】

「アジテーション」3


書籍の移送は3日後に設定されている。良化隊にフェイクとして翌日の休館日にも輸送車手配を公表しているが、実際は前日夕方に完了させてしまう手筈だ。


司令部庁舎の廊下を歩く有理子がいた。稲嶺のいる司令室に向かっていた。
ふと窓から見えるイチョウの木に目を止めた。
「丁度 この頃だったわね。」
窓枠に手をかけて はらはらと落ちるイチョウの葉に見入っていると、倉庫から出て来た隊員がいた。背の高い隊員が2人。1人は女性だ。
訓練で使われた道具を片付けていたのであろう、駆け足でグラウンドに戻っていく。もう昼休憩の時間になる。有理子は少し考えた後、行き先を変えた。

郁が泥だらけの戦闘服を着替えて更衣室から出ると、入口横に人が立っていた。更衣室は郁専用のようなもの。普段見ない人影に、郁は思わず身構えた。
「お疲れ様。」
気軽に声を掛けてきた人影は有理子だった。
「わっ。──島津館長!。今日は午後にお見えになるはずだったんじゃないですか?」
午後は 稲嶺に用のあるという有理子の身辺警護の為、堂上班で迎えに行き 行動を共にする予定だったのだ。
「いえ、急な用ができたのよ。帰りはお願いしますわ。 」
有理子は もたれていた壁から背を離して郁に向き合った。
「女性の特殊部隊隊員がいらして心強く思いまして、ご挨拶しておこうかと。」
ニコリと笑う有理子から 郁は一瞬目を逸らしたが、すっと右手を上げて敬礼した。
「笠原郁士長です。身辺警護を担当しますので、宜しくお願いします、島津館長。」
「有理子でいいわ。島津だと祖父と混同するでしょうから。」
有理子は自販機のある休憩所のソファーに腰掛けた。郁も躊躇しつつも向かいに座る。
「今回はね、私が館長になるにあたって書庫の整理をしようと我が儘を言ったの。図書を専門分野に統一しようかと思って。図書施設規模はそんなに大きくないのでね。」
優雅に脚を組む姿に 郁はぼんやりと見蕩れた。
大人の女性。
ふんわり柔らかく纏めてアップされた髪は、意志の強そうな目を優しげに見せる。
「はい、お手伝いします。」
博物館図書室から武蔵野第一図書館へ移動する主な書籍は祖父の代が収集した歴史的に価値のある書簡が多い。その中に紛れ込むように 情報資料館の資料が存在する。量にしてほんのひと綴り。しかし良化隊にとっては 表に出したくない資料であるのは確実だ。
「私としては無用なトラブルを避けたいんだけどね。稲嶺司令がまだこちらにいらっしゃるうちにどうしても寄付したいって祖父が言うし。それに──」
有理子は窓を眺めながら 何気なく呟いた。
「決着つけたい人に会いたかったから。」
郁の胸に どくんと突き上げられる大きな鼓動が襲った。
「決着・・」
「笠原さんはさ、どうして図書隊に入ったの?。女子が防衛方って珍しいわよね。」
ぱっと表情を変えた有理子の唐突な質問に郁は口ごもった。
「一説には、王子様を探しに来たとか?」
「なっ!」
「あ、ホントなんだ。いえね、今朝博物館に警備に来てくれた防衛員が貴女と同期みたいで、教育隊の時の逸話とかきいたのよ。」
似つかわしくないほど腹を抱えて笑う有理子に、郁は顔を真っ赤にして慌てふためいた。くそう、どいつだ、後で締めてやる と心で決める。てか、どんだけ知れ渡ってるんだ。
「で、どうなの?。会えたの?。貴女は顔を覚えてなかったんですってね。」
そう訊く有理子の口角は美しく上がり優美な笑顔なのだが、細められた目の奥に何かが隠れているような──郁は言葉に躊躇した。
「いえ、あの・・・」
「こんな危険な職種に就いてまで追いかけて来たんでしょ?。男ならこう、ぐっとくるものがあったんでしょうね。それでうまくいってるの?」
身を乗り出してきた有理子に押されて、郁は身を捩った。
「い、いえ・・・」
「え?まだ名乗り出てこないの?。」
それが堂上だ、なんてとても言えない。郁の耳がほんのり色付いた。
助けてもらって 勝手に追いかけて来た憧れの王子様が、今や直属の上官で──
「可哀想ー。」
有理子の大きな声が、他に誰もいない休憩室に木霊した。


「笠原は?」
訓練後 特殊部隊事務室に戻った堂上は、朝礼時に緒形から受け取った資料の山を仕分けながら ふと見渡した。
1人で女子更衣室のシャワーを使っている郁は、普段なら早い段階で事務室に戻って来る。身支度に時間のかかる一般女子とは違うのだ。身体を動かせば「お腹すいたー」と 真っ先に食堂へと駆け込もうとするはず。
「そういやあ、まだ戻って来てないね。」
小牧の見た限り郁の机は朝のまま。先ず事務室に戻ってから 班員揃って食堂に向かうのが通常だ。
「午後は早めに博物館に向かうことになってるから油売ってる時間なんてないのに、アイツ何やってるんだ。」
先輩隊員の順番を待ってからシャワーを終えて戻っている手塚がブツブツ文句を言う。
「ま、その辺にいるだろ。コレを防衛部に届けてくるから先に食堂に行っててくれ。」
堂上は仕分けした資料を手に廊下に出た。


『可哀想』
そう言われて郁の胸は苦しくなった。
「ここまで追いかけて来てくれた女の子を放っておくなんて、よっぽど会いたくない事情があるのかしらね。」
ウーン と腕を組む有理子は さも気の毒そうな顔を郁に向ける。
「基地内の図書隊員である可能性が高いんでしょ?。唯一の女性特殊部隊隊員である貴女はこれだけ目立ってるんだし、その話は有名みたいだから──気付かないなんてことはないでしょうしね?。」
小首を傾げて暫く考え込む有理子を前に、郁は俯いた。
そんなの、面接の時から気付かれてた。本人の目の前で熱く語っちゃったんだから。
知ってて 何で教えてくれなかったのか。どうして隠してあたかも他人のふりをしていたのか。しかもその話題には当初かなり拒否反応を示していた。
そんな堂上が王子様だったと知らされて郁が最初に思い至ったのが──
「まさか、追い掛けられて迷惑だったとか、もう他に相手がいると か、・・あ、ごめんなさいね。勝手な憶測で話しちゃって。」
有理子の 下げられた形の良い眉に、郁は唇を噛んだ。確かに自分もそう考えたのだ。バカでガサツな大女がいきなり勝手に押し掛けてきて 王子様だなんだと騒ぎ立て、迷惑この上なかったことだろう。
それでも小牧は、堂上が郁を部下として認めていると、少なくとも嫌ってはいないと言ってくれた。──今では自分なりに それが実感出来るようになってきたのに。
こんな時、どんな顔をしたらいいのかわからない。
「でも恋はね、諦めたら終わりよ。とことん追いかけてモノにしなきゃ。私なんかこの歳になっても───」
ドキリとした。有理子は真剣な目で郁を捉えている。
「私、堂上君に会いにきたのよね。」
「・・・」
そのくらいはさすがの郁も察しはついている。だから先を聞くのが怖い。この場から逃げたくて仕方がない。
有理子はソファーにもたれると、小さく息を吐いた。
「ちょっと確認。」
それまで穏やかそうな顔を向けていた有理子の目の光が強くなる。
「あなたから見て、堂上篤はどんな人物かしら。」
「どんなって・・・。」
それまでの穏やかそうな声とは違う、問い詰めるような硬い声。階級もない『堂上篤』というからには、堂上個人についてということだろう。
「彼を手に入れるのは私よ。貴女は彼のこと、どれだけ考えてるのかしら。」

「私は彼と婚約する為に来たの。」


堂上は資料を届けたその足で、姿の見えない郁を更衣室近くまで探しに行くことにした。
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 | 2014年12月05日(金) 23:42 |  | コメント編集

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 | 2014年12月06日(土) 01:13 |  | コメント編集

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