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2016'10.21 (Fri)

「秋空に想う」(『どう いく』を探せ)

こんにちは。
やっと秋らしく晴れ渡ってきました。そんな中、娘は修学旅行へ。存分に楽しんで今日帰ってきます。今はLINEがあるのでリアルタイムでその様子を伝えてくるので まるで母ちゃんも仲間に入れてもらってる気分に(息子は音信不通でしたが)。帰って来たらきたでお喋りに花が咲くんでしょうね。
毎日部活部活の生活ですので、ここぞとばかり楽しんできて欲しいです。・・・太って帰ってこないかが心配ですけど^^;スイーツの写真ばかり送ってきてたから。

さて、先日は堂郁の日でしたね。その日にお話は頭の中でしたので、安定の遅刻です。短いですけど(だってあらぬ方に転がっていきそうになるんだもの。最後の教官はオブラートに包んでおりますので察してやって下さい)、ちょっと遊んでいって下さい。
更新です。短いです。最後にクイズ?があります。期間は上・下官で教官入院中です。
(すみません、余計なことしてたら遅刻が更に大遅刻・・・(ノ)゚Д。(ヽ)NO!)
↓こちらから どうぞ


【More】

「秋空に想う」(『どう いく』を探せ)


病室の窓を開けると爽やかな風が通る。郁はそのまま窓の外を眺めていた。
「どうした?郁」
ベッドの上にいる堂上が声をかけた。
堂上は基地近くにの病院に転院し、抜糸も終わった今ではリハビリが始まっている。
今日の堂上班は公休日。課業後時間が開けば足繁く御見舞に通っている郁だが、いつもより長く2人で過ごせる日だ。
「あ、寒かったですか?」
「いや、いい風が入ってくる。今日は見事な秋晴れだな」
「はい。風が気持ちよくて」
今年の夏は 週末ごとに台風がやってきて猛威を振るっていくという、近年にない異常気象だったと気象庁の発表があった。その中でも最後に関東を直撃した台風は、当麻蔵人を良化隊から警護しながら逃走した混乱の象徴として記憶に残る。
台風の最中、負傷して戦線離脱し入院した堂上が転院してきたばかりの頃は長雨も続いていたが、最近はすっかり移動性高気圧に覆われて青く澄み渡る空が広がっている。
「こんな日にはグラウンドに出て訓練したいもんだな」
「えー、こんな時くらいゆっくり養生して下さいよ」
くすくす笑う郁の髪が風に揺れる。窓辺に立ち濃い青をバックに微笑む郁は眩しく、穏やかな時間が染み渡る。
「いい加減体が鈍りそうでな」
「リハビリの須田先生が言ってましたよ、流石に回復が早いって。でも急なオーバートレーニングはダメですからね。負荷はメニュー通りに・・・って 何笑ってるんですか」
「いや、お前に説教される日が来るとはな」
そう言いながら堂上は手を差し出した。その笑みは柔らかく、郁はまだ慣れない。部下として時折垣間見てはドキドキしていた笑顔が今は大盤振る舞いされている。
郁が指をかけるようにその手に触れると、堂上はしっかり握り引き寄せた。ポスンとベッドに座らせた郁の髪を指で梳くと、頬を染め やや緊張の残る郁の唇に1つキスをする。
日々の訓練でまるで染み込んでいるように陽の匂いのする郁から、最近はほのかに甘い香りまで立ちのぼってくるようになった。それはこんな時。恋人になってから知り得た自分だけが感じられる香り。

雲ひとつない空かと思ったら、透き通るような雲が見えた。ハケで掃かれたような筋雲が流れていく様子を2人並んで眺めれば、自然と肩が触れ合った。

「車でもいいな」
堂上がポツリと呟いた。
「え?市街哨戒ですか?」
「なんで市街哨戒だよ。ドライブだ、ドライブ」
職場と寮で主な日常を過ごしてきた上下官だ。恋人同士になってこの先、街場でデートを重ねるだけでなく郊外に出て過ごすのも楽しみな1つ。
「まだ先になりそうだがな。どうだ、行くか?」
「いいですね!是非」
普段行けない場所で遊ぶのも良し。2人だけの空間でのんびり景色を楽しむのも良し。
「あ、大学の合宿で行ったんですけど、案外近くてすっごくいい高原知ってます。気持ちいいところでしたよ」
「どう行くんだ?」
「あたし、運転します」
「あーー、それは・・・」
「・・・なんですかその顔。これでも当麻先生を無事に大阪までお連れしたんですからね!しかも高速に乗って!」
自慢げに話す郁に堂上は肩を竦めた。
「いや、いろいろ漏れ伝わっていてだな」
郁には運転とりんごの皮むきはさせられないと密かに心に決めている。
「どうせ行くなら・・・」
堂上はじっと郁の目を見つめた。
「?」
続きの言葉を待つ郁の頬を右手で包み、その親指で唇を撫でて往復させた。
郁の澄んだ瞳に初心な恥じらい。
指先によって僅かに開いた唇を堂上が包み込むように塞ぐと、うっとりと目が閉じられた。軽く重ね合わせるキスからやがて深いキスへ。舌を差し込まれて僅かに肩が跳ねたが、素直に受け入れるようになってきた郁が愛おしい。

近場ではなく 足をのばして できるだけ長い時間を2人で過ごせるように。それまでにいろいろ慣れてもらおうか。

どうやら郁には 覚悟が要りそうだ。



ーーーーーーーーーーー

さて。お話の中で「どう いく」は幾つあったでしょう?

A…4つ

B…5つ


↑って、やっと、やっと貼りつけられたァ!!(と思います)
1日以上悩んじゃいました_ノ乙(、ン、)_


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