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2012'11.21 (Wed)

「守るということ」前編

久しぶりのランチで ご機嫌だった英香です。
お腹いっぱいだと 夕飯はどうでもよくなりますよね。ちっ 食べ盛りめ。
さて、更新です。やっぱり続いてしまいました。せっかちなので長くしたくなくて 端折った感があり、場面コロコロ変わります。本来は他でもっと手塚を書き込んでから始めたかったかも。何か言い訳するくらいなら書かなきゃいいのに、なんて思いつつUPです。あたたかい目でお付き合い下さいね。あ、婚約期です。
↓こちらから どうぞ

【More】

「守るということ」前編


いつもの店の いつものカウンターのスツール。日本酒を傾けながら柴崎は手塚にポツリと言った。
「あの2人…結婚、するのよね。」
回りくどかったわねー と軽口を混ぜながら祝福するも、目は寂しいと語っているように見えるのは、以前 素を垣間見たからか。

「笠原と結婚する事にした。」
堂上の部屋で ビール片手に報告されたのは昨日のこと。先に知らされていたであろう小牧が「おめでとう。」とカツンと缶を合わせた。
「長かったねぇ。」
それが先日までの冷戦期間の事を差すのか何かは 手塚には分からないが、尊敬する上官の柔らかい表情に 自然と祝福の言葉を述べた。

日本酒に濡れた柴崎の唇が紡ぐのは 同室である笠原の事ばかり。女同士は色々筒抜けなんだな と本来聞いてはならない事まで聞かされているんじゃないか?というのは、酒の席だからと自分に納得させてみる。
「あの2人は これからも共に戦っていくんだわ。」
図書隊は戦う職種だ。特殊部隊となれば命の危険とも隣り合わせだ。そんな世界に愛しいと想う人と身を置くのは どれだけの覚悟が必要か。自分なら全身全霊で守りたい女は 安全な場所に鍵を掛けて隠しておきたい。例えば隣のこの存在を?。チラリと掠めるその考えはまだ形を成さない。
もっとも 返り血飛ばして笑うような女に対しても そう思うのかは知れないけれど。尊敬する上官に唯一共感しかねるところだった。

隊には玄田隊長から手荒い報告が披露された。堂上と郁はもみくちゃにされながらも祝福を受け、幸せムードで業務に入った。
「ったく、あの人は!」
館内警備に入った堂上はバディである小牧にこぼす。
「まあ、お約束だし。」
横断幕よりマシなんじゃない?といいつつ、喉の奥で笑う。何より、もみくちゃになりながらも幸せそうな友人と可愛い部下が愛おしい。
「夜は飲み会だってさ。」
おもちゃにされんだろうなぁ、と堂上はため息を重ねた。


もう閉館時刻を迎えるという時、館内にけたたましい非常ベルが鳴り響いた。
『緊急入電 緊急入電、良化特務機関が当館周辺に展開中! 総員、至急警戒態勢に着け! 館内利用者は館員の誘導に従って至急館外へ退去してください!』
良化特務機関の襲撃だった。

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